つらいときの相談先

職場や学校への連絡と忌引きのこと

職場や学校への最初の連絡は、短いもので足ります。
伝えるのは、誰が亡くなったかと、休む見込みくらいです。

約5分で読めます2026年11月2日に確認

この情報は、神奈川労働局・静岡労働局・防衛省などの案内をもとにしています。

まず、職場に伝えることは4つだけ

  • 誰が亡くなったか(「父が」「祖母が」など続柄だけで十分です)
  • 休む期間の見込み(まだわからなければ「決まり次第連絡します」)
  • 葬儀の日程を伝えるか、家族葬なので参列や香典を遠慮してもらうか
  • 休んでいる間の連絡先(つながりにくいときはそれも)

亡くなった理由は、伝えなくてかまいません。「急に亡くなりました」だけで十分です。

連絡の順番

1
できるだけ早く直属の上司に電話する

最初の連絡は、できれば電話で直属の上司にします。夜中や早朝で電話しにくいときは、先にメールやチャットで短く伝えて、あとで電話する形でも失礼にはあたりません。

2
その日のうちに急ぎの仕事だけ引き継ぐ

締め切りが近いものや、代わりの人が必要なものだけを伝えます。細かいことは上司に任せられます。

3
日程が決まったら休む期間と葬儀のことを改めて伝える

葬儀社と打ち合わせて日程が決まったら、メールなどで休む期間を伝えます。参列や香典を遠慮してほしい場合は、このときにはっきり書いておきます。

4
落ち着いたら必要な書類を出す

忌引きの申請や、証明の書類が必要かは会社によって違います。上司か人事・総務の担当の方に聞いておくと安心です。

そのまま使える短い例文

電話で上司に伝えるとき

「お疲れさまです、◯◯です。急なご連絡ですみません。今朝、父が亡くなりました。葬儀などのため、しばらくお休みをいただきたいです。日程が決まったら、改めてご連絡します。急ぎの△△の件は、□□さんにお願いしてもいいでしょうか。」

言葉が出てこないときは、「父が亡くなりました。休ませてください。あとでまた連絡します」だけでも大丈夫です。

メール・チャットで伝えるとき

件名:忌引きのお願い(◯月◯日〜◯月◯日)

◯◯さん
お疲れさまです。◯◯です。
◯月◯日に母が亡くなりました。
つきましては、◯月◯日から◯月◯日までお休みをいただきたく、ご連絡いたしました。
葬儀は家族葬で行いますので、ご参列やご香典・ご供花は、お気持ちだけありがたく頂戴いたします。
急ぎの業務は□□さんにお願いしています。お休み中は、この携帯(090-xxxx-xxxx)にご連絡ください。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

夜中や早朝に送るときは、最初に「夜分に失礼します」と一言そえるとやわらかくなります。

忌引きは何日休める?

忌引き休暇(慶弔休暇)は、法律で決められた休暇ではありません。会社が就業規則などで任意に決める「特別休暇」のひとつです。そのため、日数も、お給料が出るかどうかも、会社によって違います。制度がない会社もあります。

よく見られる日数の目安

  • 配偶者:5〜10日程度
  • 父母:5〜7日程度
  • 子:5日程度
  • 祖父母・兄弟姉妹・配偶者の父母:2〜3日程度
  • 孫・おじ・おば・配偶者の祖父母や兄弟姉妹:1日程度

あくまで一般的な目安です。実際の日数や、土日を含めて数えるかなどは、就業規則か人事・総務の担当の方に確認してください。

お給料が出るかどうか

忌引き休暇でもお給料が出る会社、休みは認めるけれど無給の会社などがあります。無給の場合や制度がない場合は、年次有給休暇を使って休むこともできます。

公務員の場合

国家公務員には、親族が亡くなったときの特別休暇があり、配偶者・父母は7日、子は5日、祖父母は3日などと決められています。葬儀のために遠くへ行くときは、往復にかかる日数を足すことができます。地方公務員は、それぞれの自治体の決まりによります。

証明の書類を求められたら

忌引きの証明として、書類を出すように言われることがあります。何が必要かは会社によって違いますが、たとえば次のようなものです。

  • 葬儀の案内や、会葬礼状(参列のお礼状)
  • 火葬許可証の写し
  • 家族葬などで会葬礼状がないときは、葬儀社の領収書や請求書

あとから必要になることもあるので、葬儀社の書類や会葬礼状は1枚とっておくと安心です。

香典や供花を辞退したいとき

家族葬で、職場からの参列や香典・供花を遠慮してほしいときは、あいまいにせず、言葉にして伝えます。上司に伝えて、職場の皆さんへの伝え方もお願いしておくと、何人にも説明しなくてすみます。

「葬儀は家族だけで行います。お気持ちはとてもありがたいのですが、ご参列やご香典、ご供花はご遠慮いただけますでしょうか。」

職場の誰にどこまで知らせるかも、家族が決めてよいことです。「必要な人にだけ伝えてください」とお願いすることもできます。亡くなった理由を聞かれたくないときは、自死で家族を亡くしたときのページに、周りへの伝え方を書いています。

休み明けの挨拶

「お休みをいただき、ありがとうございました。おかげさまで、無事に見送ることができました。ご迷惑をおかけしました。今日からまたよろしくお願いします。」

香典などをいただいた場合は、このときにお礼を一言そえます。まだつらいときに、元気にふるまう必要はありません。

学生・アルバイトの場合

小学校・中学校・高校

担任の先生に電話か、学校で決められた方法で連絡します。忌引きの日は、多くの場合「出席停止・忌引等」として記録され、欠席にはなりません。何日まで認められるかは学校によって違うので、連絡のときに聞いておきます。

大学・専門学校

大学では、忌引きを届け出ると授業の欠席として扱わない制度があるところが多いです。日数や届け出の方法、会葬礼状など日程がわかる書類の写しが必要かは、学校ごとに決まっています。学生課や授業の先生に確認してください。

アルバイト・パート

シフトに入っている日は、できるだけ早く店長や責任者に電話で伝えます。忌引き休暇があるかはお店や会社によります。パートやアルバイトでも、条件を満たしていれば年次有給休暇が使えるので、お給料のことが気になるときは聞いてみてください。

喪主になる方は、休み中にやることもたくさんあります。はじめての喪主のページも、あわせて読んでみてください。

職場や学校への連絡と忌引き:よくある質問

忌引きは何日休めますか?

忌引き休暇は法律で決まった休暇ではなく、会社の就業規則などで決まります。一般的な目安は、配偶者で5〜10日程度、父母で5〜7日程度、子で5日程度、祖父母や兄弟姉妹で2〜3日程度ですが、会社によって違います。就業規則か人事・総務の担当の方に確認してください。

忌引き休暇中もお給料は出ますか?

会社によります。お給料が出る会社もあれば、休みは認めるけれど無給の会社もあります。無給の場合や制度がない場合は、年次有給休暇を使って休むこともできます。

亡くなった理由まで会社に言わないといけませんか?

いいえ。伝えるのは、誰が亡くなったか、休む期間の見込み、葬儀のこと、連絡先くらいです。理由は「急に亡くなりました」だけでかまいません。

忌引きの証明には何を出せばいいですか?

会社によって違いますが、葬儀の案内や会葬礼状、火葬許可証の写しなどを求められることがあります。家族葬などで会葬礼状がないときは、葬儀社の領収書や請求書で代わりにできることが多いです。

子どもが学校を忌引きで休むと、欠席になりますか?

小学校・中学校・高校では、忌引きの日は多くの場合「出席停止・忌引等」として記録され、欠席にはなりません。認められる日数は学校によって違うので、担任の先生に確認してください。

パートやアルバイトでも忌引き休暇はありますか?

忌引きなどの慶弔休暇は法律で決まった休暇ではなく、会社が就業規則で決めるものなので、パート・アルバイトにもあるかは勤め先によります。制度がない場合でも、6か月以上続けて働き、出勤日の8割以上出勤していれば、パート・アルバイトでも勤務日数に応じた年次有給休暇を使えます。

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