約5分で読めます2026年11月2日に確認
この情報は、全日本葬祭業協同組合連合会・国民生活センターなどの案内をもとにしています。
まず、これだけ決めておくと楽になります
- 葬儀の形(家族葬・一般葬・一日葬・直葬)をおおまかに決める
- 「必ず呼ぶ人」を家族で書き出す
- 迷う人は、いったん別のメモにしておく
- 呼ぶ範囲を、親族の中心になる人(故人のきょうだいなど)に先に相談する
全部をいま決める必要はありません。人数はおおよそで、葬儀社との打ち合わせで調整できます。
家族葬はどこまで呼ぶ?葬儀の種類ごとの人数の目安
喪主を経験した人への調査(鎌倉新書「第5回お葬式に関する全国調査」2022年)では、参列者の平均は次のようになっていました。
- 一般葬:平均 79人
- 家族葬:平均 23人
- 一日葬:平均 25人
- 直葬・火葬式:平均 30人
2024年の同じ調査(第6回)では、家族葬は平均22.3人、一般葬は平均73.5人とされています。また、首都圏で行われた別の調査(くらしの友「現代葬儀白書2025」)では、参列者の平均は41.4人で、99人以下の葬儀が全体の91%でした。
平均なので、実際はもっと少ない葬儀も多い葬儀もあります。調査の年や対象によっても数字は変わります。人数は「この形ならこれくらい」というおおよその目安として見てください。
葬儀の形そのものの違いや費用は、葬儀の種類と費用で説明しています。
葬儀に呼ぶ範囲の決め方
故人の希望があれば、それを手がかりに
「家族だけで」「この人には知らせてほしい」など、故人が話していたことやメモがあれば、それが一番の手がかりになります。エンディングノートや手帳、年賀状、携帯電話の連絡先も、呼ぶ人を考えるヒントになります。
親族は何親等まで?「親等」の数え方
親等は、故人から何世代離れているかで数えます(民法で決められた数え方です)。
- 1親等:父母、子
- 2親等:祖父母、兄弟姉妹、孫
- 3親等:おじ・おば、甥・姪
配偶者は親等では数えません。配偶者の親やきょうだいなど、結婚でつながった親族(姻族)も同じように数えます。
ただし、「葬儀は何親等まで呼ぶ」という決まりはありません。家族葬では、故人の家族、両親、子ども、兄弟姉妹とその家族までを呼ぶことが多いといわれますが、いとこや甥・姪を「家族」に含めるかどうかは、家ごとに考え方が違います。人数(たとえば「10人くらい」)を先に決めて、その中に親しい友人も入れる、という考え方もあります。
故人の交友関係
家族葬でも、故人ととくに親しかった友人を呼んでかまいません。親族でなくても「最後に会ってもらいたい人」がいれば、家族で相談して決めます。
会社や仕事の関係
故人の勤め先には、亡くなったことを早めに伝える必要があります。そのとき、家族葬で行うのか、参列や香典を受けるのかもあわせて伝えると、相手も対応を決めやすくなります。喪主やご家族自身の職場への連絡と忌引きについては、職場や学校への連絡と忌引きを見てください。
呼ぶ・呼ばないで迷ったときの線引き
どちらの考え方にも良いところがあります。ご家族の状況に合うほうを選んでください。
「迷ったら呼ぶ」という考え方近い親族や、故人と親しかった人は、特別な事情がなければ呼んだほうが、後のわだかまりを避けやすいといわれます。お別れの機会を持てたことが、相手にとっても支えになることがあります。
「葬儀は小さく、後で弔問を受ける」という考え方葬儀は少人数で落ち着いて行い、知らせなかった人には後で伝えて、希望があれば自宅などで弔問を受ける方法です。ただ、葬儀の後に問い合わせや弔問が続いて、かえって対応が大変になったという声もあります。
線引きのヒント「故人が最近も会っていた人か」「知らせなかったら、あとで悲しむ人か」を考えると、決めやすくなります。呼ぶ人の範囲を「親族はここまで、友人はこの人たち」と言葉にしておくと、聞かれたときにも説明しやすくなります。
知らせる順番と方法
1亡くなってすぐ家族と、近い親族に知らせる
電話で伝えます。葬儀の形や日程がまだ決まっていなければ、「決まったらまた連絡します」で大丈夫です。
2日程が決まったら参列してほしい人に知らせる
呼ぶ親族、親しい友人、故人の勤め先などに、日時と場所を伝えます。家族葬の場合は「家族葬で行います」とはっきり伝えると、ほかの人に広がりにくくなります。
3必要に応じて参列をお願いしない人には、伝え方を決めておく
亡くなったことだけを伝えて参列は遠慮してもらうのか、葬儀の後に知らせるのかを決めます。伝える言葉は、家族葬の断り方・香典辞退の文例にまとめています。
4葬儀の後知らせなかった人に、はがきなどで報告する
葬儀を近親者で済ませたことを、挨拶状(はがき)で伝える方法があります。急ぐ必要はないので、落ち着いてからで大丈夫です。年賀状のやりとりがあった人には、喪中はがきで伝えることもあります。
親族から不満が出やすいところと、事前の相談
- 「なぜ自分は呼ばれなかったのか」と感じる人が出ることがあります
- 「家族」の範囲の考え方が、親族の中でも違うことがあります
- 故人と親しかった人や、当然知らせるべき人に連絡が行かなかった、という後悔も聞かれます
呼ぶ範囲は、喪主だけで抱えずに、故人のきょうだいなど親族の中心になる人に先に相談しておくと安心です。「故人の希望で」「このくらいの人数で」と理由をそえて伝えると、わかってもらいやすくなります。
2026年の調査では、喪主が葬儀で困ったこととして「訃報連絡をする相手・範囲がわからない」が上位に挙がっていました。迷うのは、あなただけではありません。
人数によって変わる費用
葬儀の費用には、人数にかかわらずかかるもの(祭壇、搬送、安置など)と、人数によって増えたり減ったりするものがあります。人数で変わるのは、主に次のものです。
- 飲食費:通夜ぶるまいや、精進落としなどの食事
- 返礼品費:会葬のお礼の品や、香典返し
2026年の調査(中央値)では、飲食費は11.67万円、返礼品費は13.03万円でした。人数が増えるほど、葬儀の総額も高くなる傾向があります。
見積もりを取るときは、想定している人数を伝え、人数が増えたり減ったりしたら金額がどう変わるかを聞いておくと安心です。追加の内容と金額は、そのつど確認してください。
葬儀にどこまで呼ぶか:よくある質問
家族葬では、親族は何親等まで呼ぶものですか?
決まりはありません。故人の家族、両親、子ども、兄弟姉妹とその家族までを呼ぶことが多いといわれますが、いとこや甥・姪をどうするかは家ごとに違います。故人の希望や、ふだんの付き合いをもとに、親族の中心になる人と相談して決めてかまいません。
家族葬の参列者は、だいたい何人くらいですか?
鎌倉新書の調査では、家族葬の参列者の平均は2022年で23人、2024年で22.3人でした。平均なので、もっと少ない家族葬もたくさんあります。
呼ぶかどうか迷う人がいます。どうしたらいいですか?
「迷ったら呼ぶ」と考える方法と、「葬儀は小さくして、後で知らせて弔問を受ける」方法があります。故人が最近も会っていた人か、知らせなかったら悲しむ人かを考えると決めやすくなります。どちらを選んでもまちがいではありません。
呼ばなかった人には、いつ、どうやって知らせればいいですか?
葬儀を近親者で済ませたことを、落ち着いてから挨拶状(はがき)で伝える方法があります。急ぐ必要はありません。参列を遠慮してもらう伝え方は、家族葬の断り方・香典辞退の文例のページを参考にしてください。
呼ぶ人数で、葬儀の費用はどのくらい変わりますか?
主に変わるのは、食事などの飲食費と、お礼の品などの返礼品費です。2026年の調査(中央値)では、飲食費が11.67万円、返礼品費が13.03万円でした。見積もりのときに、人数が変わったら金額がどう変わるかを葬儀社に聞いておきましょう。
次に読むページ(呼ばない人への伝え方を考えるときに)家族葬の断り方・香典辞退の文例 →
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